2012年12月6日木曜日

準指導員検定・理論(技術編)

日本スキー教程・技術編

2012年、準指導員の理論検定対策です。
スキー教程の技術編です。
これくらい頭に入れておけば落ちることはないでしょう。
「自然で楽なスキー」と「谷回り」はでそうですね。

わたしはこれでテストに挑んできます。
どうなることでしょうか。


「スキーの歴史」

(1)マチアス・ツダルスキー
  • 1856~1940、オーストリア
  • 「リリエンフェルトスキー術」を出版
  • アルペンスキー術の生みの親

(2)テオドール・エドレル・フォン・レルヒ
  • オーストリア・ハンガリー帝国の将校
  • 1911年1月12日に、新潟県の越後高田で日本で初めてスキー講習会を開く。
  • これを記念し1月12日はスキーの日に。

(3)ハンネス・シュナイダー
  • 1890~1955、オーストリアのスキー教師
  • アルペンスキーの父
  • アールベルグスキー術、ホッケ姿勢(しゃがみ姿勢)
  • 1920年に映画「スキーの驚異」を発表。

(4)シュテファン・クルッケンハウザー
  • 1904~1988、オーストリア国立スキー学校の総責任者を務めた。
  • オーストリアスキー教程を発刊
  • 脚の曲げ伸ばしを使う「ベーレンテクニック」
  • 外向傾姿勢

(5)エミール・アレー
  • 1912~、フランス
  • 1938年「スキーフランス」発刊
  • テンポ・パラレル・シュブング
  • ローテーション、上半身の振込動作

「 スキーの指導」

(1)目的と手段
  • 上位目的に「スキーの楽しさ」があり、その手段として「技術」がある。
  • そのために「技術習得」という下位目的が設定され、その手段として「技術指導」がある。

(2)学習者と指導者の立場
  • 指導者は常に学習者の「満足」を達成できるように、支援する立場が基本である。
  • 指導者は、学習者が「スキーの楽しさを体験し、生涯スキーの基礎づくり」を獲得できるように学習活動を支援する。

(3)外脚主導と内脚主導
  • 内脚主導 ← ⇔ → 外脚主導
  • 大回り   中回り   小回り
  • 緩斜面   中斜面   急斜面

(4)スキー技術の指導展開
  • 指導展開1(スキー操作、外脚主導)
  1. 制動回転技術を学ぶ(プルークボーゲン)
  2. 制動回転技術を学ぶ(シュテムターン)
  3. 抜重回転技術を学ぶ(パラレルターン)
  • 指導展開2(スキー操作、外脚主導)
  1. 回転技術を学ぶ(プルークボーゲン→プルークターン→パラレルターン)
  2. 回転技術を高める(パラレルターン大回り、小回り)
  3. 回転技術で楽しむ(総合斜面、コブ斜面)
  • 指導展開3(身体運動、内脚主導)
  1. 回転技術を学ぶ(制動要素のターン→推進要素→パラレル)
  2. 回転技術を高める(パラレルターン大回り、小回り)
  3. 回転技術で楽しむ(総合斜面、コブ斜面)

(5)スキーの運動技術

①導入技術
  1. 用具の取り扱い方(スキーの着脱、ポールの握り方)
  2. 準備運動
  3. 基本の姿勢(ナチュラルスタンス、ワイドスタンス)
  4. 転倒時の対応
②平地での移動技術
  1. 歩行
  2. 滑走(片足滑走、推進滑走、スケーティング)
  3. 方向変換(外回り、内回り、キックターン) 
③傾斜地での移動技術
  1. 登る技術(階段登行、開脚登行)
  2. 滑降技術(直滑降、斜滑降)
  3. 制動技術(プルーク、片プルーク、横滑り)

「スキーの技術」

(1)自然で楽なスキーのコンセプト
  1. 「重さ」で滑る
  2. 「両脚」で滑る
  3. 「谷まわり」で滑る

(2)「谷回り」のメカニズム
  1. 重力による落下運動
  2. 二軸運動意識
  3. 体幹主導
  4. ニュートラルポジション
  5. フェース・コントロール

「スキー学習の構造」

(1)志向別スキーの展開
  1. 健康志向
  2. 斜面克服志向
    • コブやオフピステ、急斜面を克服したい。
  3. 競技志向
    • 他人とタイムを競う。

(2)学習効果に役立つ評価の分類
  1. 診断的評価
    • 事前に得られる情報からの評価
  2. 形成的評価
    • 学習の進行中の評価
  3. 総括的評価
    • 結果から判断する評価

(3)基準による評価の分類
  1. 絶対評価
  2. 相対評価
  3. 個人内評価

(4)実施者による評価の分類
  1. 自己評価
  2. 他者評価
  3. 相互評価

「スキーとトレーニング」

(1)ルーの法則
  •  筋肉は使わなければ衰え、適度に使えば維持増進、過度に使えば障害を起こす。

(2)トレーニングの3大原理
  1. 過負荷(オーバーロード)の原理
    • 日常生活でかかっている負荷より大きい負荷でトレーニングすること。
  2. 可逆性の原理
    • トレーニング効果はトレーニングを止めるとなくなってしまうこと。
  3. 特異性の原理
    • トレーニング効果はトレーニングをした体の部位や運動にのみ得られること。

(3)トレーニングの一般的原則
  1. 個別性の原則
    • 人それぞれにあったトレーニングをしましょう。
  2. 全身性、全面性の原則
    • 全体的にバランスよくトレーニングしましょう。
  3. 漸進性の原則
    • 徐々にトレーニング強度を上げていきましょう。
  4. 継続性(反復性)の原則
    • トレーニングは続けて行いましょう。
  5. 自覚性(意識性)の原則
    • トレーニングする部位や効果を理解してトレーニングしましょう。
  6. 栄養と休養の原則
    • トレーニング前後で十分な栄養補給と休養を取りましょう。

(4)体力要素
  1. 行動を持続する能力(持久力)
  2. 行動を起こす能力(筋力)(ローカルスタビライザーズ、グローバルスタビライザーズ、モビライザーズ)
  3. 行動を調整する能力(柔軟性、平衡性、巧緻性)

(5)トレーニング計画
  1. 系統性と漸進性の原則
  2. 科学性と創造性の原則
  3. 適合性と反復の原則
  4. 意志性の原則

「スキー競技の種目」

(1)アルペンスキー
  • 滑降
  • 回転
  • 大回転
  • スーパー大回転
  • パラレルレース
  • 複合種目(アルペンコンバインド)
  • 団体競技
 (2)ノルディックスキー
  • クロスカントリー
  • ポピュラークロスカントリー
  • ローラースキー
  • ローラースキーコンバインド
  • ジャンプ
  • ジャンプ団体
  • スキーフライング
  • ノルディックコンバインド
  • ノルディックコンバインド団体
(3)スノーボード
  • スラローム
  • パラレルスラローム
  • 大回転
  • パラレル大回転
  • スーパーG
  • ハーフパイプ
  • スロープスタイル
  • スノーボードクロス
  • ビッグエア
(4)フリースタイル
  • アクロ
  • デュアルモーグル
  • モーグル
  • エアリアル
  • フリースタイル複合
  • ニュースタイル